謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
令和最初となる初春を、皆様におかれましては、穏やかに迎えられたこととお慶び申し上げます。
31年間続いた平成が終わり、令和となった昨年ですが、1月中から台風が発生するなど、引き続き地球環境への懸念の高まる年ともなりました。今更ながらですが、人類共通の課題として、一人一人が解決に取り組んでいかなければなりません。そのようななかにも関わらず、世界は一国主義的な傾向をより一層強めてきました。経済こそ国内市場に占める割合の大きいわが国ですが、食料や資源等、多国間での共存共栄なくして成立しない物事ももはや多岐にわたっています。
こうしたなかで必要とされる学力も多岐にわたり、かつ、表層の知識量のみが問われることもなくなってまいりました。今回センター試験が最後となり、新たな形式となるのも、科学技術の進歩や、それに伴う地球環境、社会の激変に対して必要とされる学力を求めるための試みと考えてしかるべきでしょう。
興味関心を持ったものに主体的に取り組み、考え、調べ、解明していく力。このような本来の学び、考える力の向上が求められているともいえるでしょう。こうした力の向上へも留意し、お手伝いしていきたいと考えております。
当然のことながら、興味関心の範囲よりも広範な学習をもって、目指す進路へと進んでいくサポートへ、今年も邁進してまいります。
最後となりますが、本年が、皆様一人ひとりにとって、実り多き素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。