模試の活用法

駒込駅徒歩1分の学習塾、新時代対応学習サロンPEAKSです。

 早いもので、新元号発表から2カ月が経とうとしています。時間というものはあっという間に過ぎていきます。無駄のないように生活したいものです。

 さて、今回は模試についてお話したいと思います。

 この時期は、色々な模試が行われます。結果を見て一喜一憂している方も多いのではないでしょうか。しかし、多くの人は、模試の総合偏差値のみを見て、できたかできなかったかを判断しがちです。  この時期の模試には、大きな落とし穴があるのです。皆さんが今受けている模試は範囲が決まっています。つまり、今皆さんが行っている模試は限られた範囲において合格できるかどうかを判定しているにすぎません。そういった種類の模試において、総合力を見るということは、実は参考程度にしかならないのです。

 「じゃあ、模試を受ける意味なんてないじゃないか」と思う方もいるかもしれません。この時期の模試というのは、どの単元が得意で、どの単元が苦手かをチェックするのに使うのが一番効果的なのです。そこで、皆さんに効果的な模試の使い方を提案したいと思います。

① 模試の単元別の得点率を見る。
② その単元が取れているのであれば、もう一度解きなおして、まぐれでないかを確認する。
③ その単元が取れていないときは、参考書や問題集などを使い徹底的に復習をする。
④ 現在の合格判定は志望校を下げる判断材料にはならない。模試の成績が悪かったからといって、この時期に第一志望を変えないこと。

 いかがでしょうか。総合的にできたかどうかで喜んだり落ち込んだりするよりも、この方がはるかに効果的だと思いませんか。

 皆さんにはまだ「夏休み」という集中的に学習できる機会が残されています。特に受験生の夏休みは、平常の3か月分の学習ができる時期だと言われています。これだけの学習時間を確保することができれば、9月以降にもかなりの伸びが期待できることが間違いありません。大切なのは、あきらめないことです。模試というのは、そのあきらめないための未来を創る大変重要なツールであると言えるのです。

 もちろん、良かったときには喜んでも良いのですが、決してそれが自分の総合力だと過信しないように気をつけましょう。

 期末テストも間近に迫っています。気を抜かずに、しっかりと予習復習に力を入れていきましょう。

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