令和初参院選を前にして

駒込駅徒歩1分の学習塾、新時代対応学習サロンPEAKSです。

 国政選挙を次の日曜日に控え、教室の周りでも選挙カーが賑やかになって参りました。

 仕事柄、この時期は授業中に外が騒がしいので、選挙活動にいい印象は持っていません。しかし、国民の重要な参政権にかかわることですので、いたしかたありません。

 さて、どの政党、どの候補者に、票を投じましょうか。自分で調べて、考えて決めなければなりません。

 そしてそれは、選挙だけで必要なことではありません。 情報化社会であるからこそ、先の見えづらい時代であればこそ。自分で考え、結論し、行動する力をつけなければなりません。

 ところが、これが難しい。難しいからか、年々、これをしない人間が増えているように感じます。

 より効率的に短時間で成功を収めるには、成功した人の方法に乗っかればよい。そんな、方法論だけに乗っかろうとする人間。

 問題点を指摘されたら、その点だけやめ、直接指摘されたわけではない別の点は問題点として認識できない人間。

 例えば、「好きなもののごり押しをするから人が離れていく。例えばそのアニメが好きなのはわかったが、皆が賛辞を贈らないのはおかしいというその態度をやめろ」と指摘をしたら、そのアニメのごり押しはやめても、別のアニメに賛辞を贈らないことをやはり許さないというような人間。私の知人にもいます。

 困ったことに、生徒に増加傾向に感じるのです。教わった解き方で、教わった問題で出てこないと解けない生徒。

 よく出るパターンについて、適切な解き方を教えることはできます。

 使う言葉や出てくる数字が変わってしまうと、教わった解き方ではできないと即断してしまったり、よく似ていても別の理屈で考えないとできないものを、直近で教わった形で解こうとしたり。

 結局のところ、方法を暗記しているだけで、何をどうするのが適切なのかを考えていない、そう言えるのではないでしょうか。

 圧倒的に自学自習が足りていないのでしょう。頭を使わず、言われたとおりにやればうまくいく。そんな人間に育ってしまうのが、是なのか日なのか。

 学科目の勉強とて、体育と同じ、思考の練習であり訓練と言える部分があります。

 この夏、夏期講習でも利用して、いいなりにやるだけの脳を鍛え直してみませんか?

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