マウンティングには意味がない

駒込駅徒歩1分の学習塾、新時代対応学習サロンPEAKSです。

 今年も残すところあと数か月となりました。受験生はこれからが本番です。ここからでもまだ一伸び二伸びが期待できますから、体調に気を付けて頑張りましょう。

 さて、今日は、「マウンティング」についてお話したいと思います。人間はだれしも、他人より上に立っていたい動物です。しかし、自分より上には多くの優秀な人がいることを痛感させられることもしばしばです。そんな時、自分よりも下の人間を見てバカにしたり嘲笑したりする、これがマウンティングです。

 特に勉強はマウンティングをとりやすいものです。「自分の通っている塾や予備校以外をバカにする」「自分の使っている参考書以外は意味がないと思っている」など、例を挙げれば枚挙にいとまがありません。しかし、こういった「マウンティング」をとる生徒は、例外なく成績が上がりません。なぜなのでしょうか?

 理由は2つあります。まずは、「下を見ている生徒には向上心がない」ということです。マウンティングは結局、自己満足でしかありません。「アイツより上にいるからまだ大丈夫」と思っているうちは、人間は全くと言っていいほど成長しないのです。 

 また、マウンティングをとる人間は、「品性が低い」というのも理由です。経済学者のピーター・ドラッカーは「管理者は、高潔な品性を持ってこそ、指導力を発揮し、多くの人の模範となる」と言っています。リーダーになれるほどの優秀な人材に、人格者が多いのは間違いありません。人を見下すような「品性の低い人間」は、他の人を「まねる」ことをしません。レシピ通りに料理ができてこそ、アレンジを加えられるのです。最初からアレンジを加えた料理を作る人で、おいしいものを作れる人はいません。まずはオリジナルを忠実にコピーしてから、「自分流」を加えていきましょう。

 このように、マウンティングは、「自己満足」以外のメリットが皆無に等しいものです。テストをはじめとする勉強は、結局己との戦いです。人を見下すのではなく、自分より成績が低い人であっても、良いところがあればどんどんまねしましょう。そして、「品性の高い人間」を目指してみませんか?きっと成績も上がっているはずです。

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